素人にもできる?
パンク修理
タイヤにクギが刺さってました。
去年の今頃も同じ事があって、ちょうど車検に出したときに見つかったので否応なく修理されちゃったのですけれど。
今回は、自分で修理してみます。
用意したもの |
・パンク修理セット
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・ペンチ(クギ抜き用)
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1.状態を確認する
何がどんな風に刺さっているのか? まずはそれを確認します。
クギ程度なら直せますが、裂けていたり、なんだかわからないけどぶっといもの、くねくねと曲がったものなどが刺さっていたらあきらめるしかありません。また、幸運にも刺さっているのがクギだったら、その角度を良く覚えておく必要があります。
クギは抜いてみないと角度がわからないので、ペンチで引っ張ります。
2.釘を抜く
穴を広げないように、慎重にクギを引き抜きます。
今回刺さっていたのはこんなに立派なクギ。
曲がってなくてラッキーです。
角度はこんな感じ。ぜったい忘れないように。
3.穴を埋める
このあとは、パンク修理キットの説明に従って穴をふさぎます。
まず、接着剤を塗りたくったキリをぶっさします。体重をかけて、せいやッ! せいやッ! と荒々しく猛々しく、しかし曲がらないように慎重に押し込みます。このへんでそろそろ、「ああタイヤにこんなもの刺しちゃって、なんかとんでもないこと始めちゃったな、これ失敗したらタイヤ買い換えだよな、1本だけ買い換えるのもなんだよな、だからって5本とも換えたらいくらするかな…」と後悔と雑念が入り交じります。
が、余計なこと考えてると奥まで入りません。とにかくキリの根本まで、全体重を掛けて押し込みます。中途半端にしてしまうと、修理に失敗してタイヤを買い換えるハメになります。
根本までキリを刺したら、ゴムチップを挿入します。このへん、写真撮ってる暇がなかったので、文章で説明します。想像してください。イメージできなくても、まあ説明書の通りにやれば大丈夫。
さっき刺したキリ(金色の部分)は、ストローみたいに筒になっています。オレンジ色のグリップを左に回すと、キリの部分だけがタイヤに刺さったまま残ります。その中に接着剤を塗ったゴムチップを差し込んで、もう一度グリップを取り付けます。するとゴムチップは押し込まれてタイヤの内側に送り込まれます。
その後、グリップごとキリを抜くと、ゴムチップの先端の出っ張りが引っかかり、タイヤに刺さったまま残る、という仕掛けです。
4.待つ
その後は、接着剤が固まるまで30分ほど待ちます。
ホットドッグとコーラ、フライドオニオンリング。オニオンリングは揚げたてで美味しゅうございました。ポテトより好き。
しかし、これで610円というのはちょっと高すぎないか。
悔しいから、ピクルスとスライスオニオンを山のようにトッピングしました。ざまあみろ。
結果、ものすごく食べにくくて二重に悔しい思いをしました。ざまあみた。
5.空気を入れる
30分経ったら空気を入れて、ゴムチップの周りに接着剤を塗ります。これは空気が漏れていないかどうか調べるためのようです。
漏れていなかったら、ゴムチップの余計な部分を切り取って完成。このあと、ローテーションの意味も含めて、このタイヤは右前輪と交換しました。右前輪なら、信号待ちの時とかにチェックしやすいので。
6.インプレッション
しばらく走ってみましたが、ちゃんと穴はふさがっているようです。よかったよかった。
お店でパンク修理をしてもらうと1600円程度。パンク修理キットは2500円ほどなので、2回パンクすれば元が取れることになりますね。でもまあ…、1600円というのは、補修剤+技術料としてそれほど高いものじゃない。「いざというときに自分で直せる」という自信を持つことはできたので、次からはお店に出してもいいかも。
それからもう一点。
僕はケチって安いキットを買いましたが、これから買うなら、グリップがT字になっているラチェット式のを買った方がいいですよ。店頭で観てるときには「T字」で「ラチェット」なメリットがわからなかったのですが、実際やってみるとそれは必須だったかも、と後悔しました。
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