素人にもできる
シフトノブの交換
つい先日、ステアリングを換えたんですが…。
革巻きのすばらしさに感動。汗をかいてもすべらない、そもそも汗をかきにくい。
で、こりゃシフトノブも革巻きにしないとね、ということで、さっそく交換にチャレンジ。
シフトノブなんて、クルクルっと外してクルクルっとつけるだけじゃん、と思ってるあなた。スズキ車のシフトノブは、そんなに甘くないのですよ。
※シフトパターン表記のないシフトノブに交換した場合、シフトパターンを記したプレートなどをシフトノブ付近に設置することが義務づけられています。
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1.純正シフトノブ取り外し方法の検討
スズキ車のシフトノブは、接着剤で固定されています。これを外すには、一般に次のような方法があるとされています。
・ある夏の暑い日、えいやッ!と左に回す。
・ドライヤーでシャフトを温め、えいやッ!と左に回す。
・何人か交代で、えいやッ!そいやッ!と波状攻撃をしかけて左に回す。
・もういいや、ってことで切り開いてぶっ壊す。
調べてみると、わりと簡単に回ったとか、何度かトライしてたらある日突然回るようになった、という話を聞きます。要は、接着剤の付き具合によるんでしょうね。僕のジムニーは、何度トライしても回りませんでした。というか、外側だけが空回りするようになりました。
アピオの方に聞いてみたところ、「外すには、とにかく回すしかない。芯と外側が剥がれて空回りするようになっちゃったら、もうダメ。そのときは(アピオに)持ってきてくれれば外しますよ」とのこと。
僕はもう、純正シフトノブに戻すことはないので、術式は切開法を採用しました。簡単に言うと、外側のプラスチックを切り開き、(たぶん)内部にある芯をぶっ壊す、と。
これからトライする方は、初めから切開法でいったほうがいいかもしれません。シフトノブをあまり無理にひねると、とうぜんシャフトもねじれます。あまりイイ感じじゃないので、純正シフトノブを残しておきたいという方も、あまり無理をしないように気を付けてください。
2.純正シフトノブの取り外し
では、オペを開始します。
まず、シフトノブを切り開きます。万が一のことを考えて、目立たない下(手前)側から切り込みを入れます。もっとも、捨てるつもりならどこから切っても構いません。
このくらいまで切ると…、
外側が外れ、芯が現れます。
3.芯の撤去
芯を外す作業は、もはや取り外しとは言えません。撤去、です。
この芯、なんだかベタつくので、軍手をはめます。
ニッパー、ペンチなどを駆使して、少しずつちぎってゆきます。このとき、ドライヤーで温めながら作業すると、プラスチックが柔らかくなって切りやすいです。
破片が飛ぶことがあるので、メガネやサングラスで目を守りましょう。
このへんまで切って、初めて芯が回るようになり、外せました。
もう、シャフトはボロボロ。
4.シフトノブの取り付け
あとは、シフトノブを取り付けるだけ。
ナルディのはネジ込むタイプじゃないので、このまま取り付けられます。シャフトに直接ねじ込むタイプのものの場合、シャフトのネジ部分に固着した接着剤を取り除いたほうがいいでしょう。
このステップは説明書通りで簡単です。
5.インプレッション
これで完了。作業時間は1時間程度でした。
やっぱり革はいいです。サラサラして、しかも滑りにくそう。ステアリングとシフトノブをお揃いにしたので、気分いいです。
が…、
ジムニーの場合、せっかくのNDマークがほとんど見えない位置に。うーん…。
やっぱり、EVOLUTIONのほうがよかったかな…、と、ちょっと後悔。
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