素人にもできる

レカロシート取り付け

 レカロはいいよ、ということはわかっていたけれど、「無い物を買い足す」に比べて「ある物を買い換える」というのはとても勇気がいるもので、ずっと手を出せずにいました。
 が、ちょっとした臨時収入と至急緊急大急ぎな仕事のストレスが絶妙にシンクロしたので、気がついたら購入ボタンをクリックしてました。
 取り付け自体は簡単だし、他にも紹介されているサイトはたくさんあります。なのでここでは、買って初めてわかったことを中心にレポートします。

用意したもの

RECARO SR-VF(赤)


APIO ROADWINシートレール

六角レンチ

よくあるL型の簡易タイプではなく、
このようなラチェットレンチで
使えるものがあるとものすごく楽です。


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1.純正シートの取り外し

 省略。シートスライド量延長のページを参照してください。

2.シートレールの組み付け

 シート本体に、シートレールを取り付けます。
 これも簡単なので省略。写真ではシートがL字になっていますが、平ら(フルリクライニング状態)にしてうつぶせにすればネジ止めが楽です。

3.シートの取り付け

 あとは車に載せてネジ止めするだけ…と思ったら、ここで問題発覚。
 ボルトを通す穴の位置がずれていて、ボルトがはまりません。
 説明書には「1ヵ所だけ先に締めると他のボルトが入らなくなるよ」と書いてありますが、そういう問題じゃない。
 返品してもいいくらいだったんですけれど、代品を待つのもアレだったので、100円ショップでヤスリを買ってきてボルトを通す穴を5ミリほど広げ、やっとネジ止めできました。

4.インプレッション

 レカロが欲しい、という人は、たいていオートバックスとかで座ってみた事があるんじゃないでしょうか。で、「ん…? 思ったほど『さっすがレカロ!』って感じがしないな…」とガッカリするんじゃないでしょうか。
 実は僕もそうだったんですけれど、10分座ってるとわかりますね、レカロの良さ。手で押したときは柔らかくて頼りなさげだった座面が、実際に座ってみるとしっとりと上品に沈み込むんです。
 お店で試す方は、せめて2~3分、座ってみててくださいね。


座面の高さ
 APIOのROADWINシートレールは、高さが1センチ刻みで3段階に調節できます。
 もっとも高い位置にすると、純正シートより4センチほど座面が高くなります。つまり、もっとも低い位置でも2センチ高くなるわけですね。僕の場合、シートを上げたくてザブトン敷いたりしてたので、4センチ上がって調度いいです。
 ただし、その位置だとややフトモモが圧迫され、クラッチを踏み込んだときに体がずれるような感じがしたため、前だけを1段階低くしてみました。今のところ、これがベストな感じです。
 座面が4センチ上がるということは、当然ヘッドクリアランスが4cm狭くなるわけですね。僕の身長(174cm)だと、たぶん大きなギャップを越えたときとかに天井に頭をぶっつけるでしょうから、パッドか何かをつけた方がいいかもしれませんね。


シートベルトとの干渉
 気になったのは、シートのショルダー部分とシートベルトとの干渉。
 まず、シートベルトがピラーとシートに挟まれてしまい、降車時に完全に戻ってくれません。
 まあそれはいいとしても、シートベルトが出入りする時にシートをこするので、このままにしておくとすぐにシートが破けてしまいそう。なんらかの対策が必要です。どうしようかな。


見た目
 色は赤にしようか黒にしようか、最後の最後まで迷ったのですけれど、結局思い切って赤にしました。
 結果的に、正解だったようです。浮いた感じもせず、かといって主張しない感じでもなく。
 目を引くけど下品じゃない、といったところでしょうか。
 ただ、「でかいなー」という感じは否めないですね。車内にシートがぎっしり詰まってる感じ。


昇降性
 僕のJA11は、車高を5センチほど上げてあります。乗るには、「よっこらしょ」と這い上がる感じになります。
 せっかくレカロにするんだから、モモのサポートがしっかりしてるSR-3を…と思ってたのですが、乗り降りがものすごく大変になりそうだったのでやっぱりVFにしました。
 それでも純正に比べれば座面の端は高いので、やっぱり乗り降りはしづらくなりました。モモのサポート部は柔らかいので踏んづければ問題ないんですけれど、なんかこう、そこだけ先にへたっちゃったらヤだな、とか。


リクライニング
 ロールバーにぶつかってしまうので、リクライニングはほとんど不可です。
 ま、ここ数年、シートを倒したことがないので問題ないでしょう。


サポート性
 まだ長距離は走ってないのですけれど、ちょっとしたカーブなどでも肩をしっかりと押さえてくれるのがすぐにわかります。
 つまり、今までは僕自身の力で横Gに対抗していたわけで、そりゃあ疲れるし腰にも負担がかかるでしょう。
 それだけでも、ずいぶん楽になるんじゃないか、という感じです。
 コーナリング時、今までは腹に力を入れるために気持ち前屈みになっていたのですけれど、これからはシートに背中をつけたままにするようにしないといけないですね。10年来のクセが抜けるかどうか…。それがちょっと心配です。


総合評価
 思い切って買って良かった~♪
 もっと早く買えば良かった… orz


盗難防止対策(2008/03/09追記)
 盗難防止対策として、ワイヤーロックでロールバーと繋ぎました。これで安心。
 ロールバーのない方は、リアシートの足とかでもいいと思います。
 写真のようなクルクル巻きのワイヤーだと、シートを前に倒すときに外さなきゃならないので、
 クレプトのワイヤーロックがお薦め。


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