☆2日目(苫小牧〜然別湖)


7/28 晴
こいつのお腹に乗って行きました
 昼前、苫小牧に着いた。
 さて、どうしよう。今回の旅の目的は、あの広大な釧路湿原を、自転車で走って間近に見ることだ。できれば今すぐにでも釧路に行きたいが、距離的に考えてそれはムリだから、どこかで一泊しなければならない。
 釧路への道は、2つある。一つは、海沿いの襟裳岬(えりもみさき)を経由する道。もう一つは、山越えの然別湖(しかりべつこ)を経由する道。
 襟裳岬は何度か行ったことがあるので、今回は然別湖に行くことにした。

深い霧。寒い
 然別湖までは、日勝峠を越えて行く。霧が深い。視界は10〜15mほどか。
 幌をあけ、オープンにして走っていたために霧の水滴が体に当たって寒い。ウィンドブレーカーを着ることにした。

山を下りると、霧がだんだん晴れてきました
 やがて、峠を越えて山を下りると、霧はすっかり晴れ、また陽が射してきた。
 「天気がいい日はおひさまを浴びましょう」
 僕は一昨年の北海道旅行での「座右の銘」を思い出していた。

↑僕のテント/これで1泊\350↓
 緑が気持ちいい然別湖畔をしばらく走ると、キャンプ場入り口が見えた。ここが今日の宿になる。さっそくテントを張った。

↑山田温泉/薄暗い浴場↓
 日暮れ前、隣の人が教えてくれた、1kmほど先にある温泉に行った。ひなびた感じ、というより本当にひなびている温泉宿だったが、とてもさっぱりした。この先、毎日風呂に入れるとは限らないので、この温泉がとても貴重なものに思えた。
 その夜は、星がたくさん、とてもきれいに見えた。大きな流れ星に、僕は願い事を唱えていた。